MaxScript TR Easy Boolean 配布

投稿者: | 2018/07/01

このスクリプトは3dsmax 2016以上にのみ対応しています。
2015以前では動作しませんので、予めご了承ください。

TR_EasyBooleanは名前の通り、簡単にメッシュへのブーリアン処理を行う事が出来るスクリプトプラグインです。
標準のブーリアン合成オブジェクトと違い、モディファイヤとして動作するため、煩わしさが大分軽減されています。

ただし、現状は極力シンプルな設計にするため、ブーリアンソースに指定出来るオブジェクトは1つのみです。
複数のオブジェクトでブーリアンを行いたい場合は、その数だけモディファイヤを積み重ねてください。

インストール

ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、中に入っているMZPファイルをMaxのビューポートにドラッグ&ドロップしてください。
自動的にインストールが行われ、モディファイヤリストに「Easy Boolean」モディファイヤが追加されます。

使い方

通常のモディファイヤと同じく、モディファイヤリストから「Easy Boolean」を選択して追加してください。
スクリプトプラグインの仕様上、モディファイヤセットに追加して使用すると、再起動後にボタンが無効になってしまう事があります。

機能名 説明
Node ブーリアンに使用するソースオブジェクトを選択します。この時、自動的にUpdateTransformも実行されます。
Pickしたオブジェクトに対するジオメトリ編集は、リアルタイムでブーリアンにも反映されますが、オブジェクトを削除してしまうとブーリアンも無効になってしまいます。
Type ブーリアンタイプを変更します。選べるタイプは Union(和)、Difference(差)、Intersection(交差) のみです。
Update Transform ブーリアンに使う座標変換(位置、回転、スケール)を、現在のソースオブジェクトから取得しなおします。
PickかUpdate Transformを行うまで、座標変換はモディファイヤ内に記憶されています。その為、シーンを開き直した場合などでも勝手に座標が変わってしまう事はありません。
Select Pickしたオブジェクトを選択状態にします。
Isolate Pickしたオブジェクトと現在のオブジェクトを分離表示にします。
Hide Pickしたオブジェクトを非表示にします。
Show Pickしたオブジェクトを表示状態にします。

ダウンロード

ログ

Version Date
0.10 2018/07/01 ファーストリリース。
0.20 2018/07/17 ノードツール (Select, Isolate, Hide, Show) を追加。

MaxScript API

以下はMaxScript開発者向けのスクリプトAPIになります。

Name 説明
.boolNode ブーリアンオブジェクトを取得または設定します。
.boolType ブーリアンタイプを取得または設定します。
1: Union
2: Difference
3: Intersection
._matrix 隠しプロパティ扱いですが一応アクセス出来ます。
現在の座標変換を取得または設定します。
.updateTransform()
.selectNode()
.isolateNode()
.hideNode()
.showNode()
Node Toolsの各ボタンに対応します。
処理に成功した場合trueを、失敗した場合falseを返します。

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